「里山づくり講座」は現在「伊東里山クラブ」として独立した活動を展開されております。
詳しくは「伊東里山クラブだより」 をご覧下さいませ。2006/10/05加筆
市有地・財産区有地を舞台に、里山づくり体験講座を計画しました。 6回の講座で、竹炭づくりや椎茸づくりなどの楽しい計画もあります。
日時・ 内容・ 会場 時間は各日9:00〜15:00を予定しております。
担当リーダー 萩原直義
事務局スタッフ 田畑みなお・田畑朝恵・中尾康代・神原比佐子
班担当スタッフ 三枝 進・宮内和雄・竹内禮治・森 純男・田畑みなお・他
第1回 平成15年10月5日(日)
富戸コミセン 9:00〜15:00
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開講式及びオリエンテェーション
ミニ講義「竹の話」柏木治次氏
富士竹類植物園
現地下見
全体計画策定(ワークショップ)
10月17日 竹切り 葉干し
場所・時間:栗の木平 9:00〜15:00
11月の竹炭作りチャレンジ用準備
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第1回
里山づくり講座10月5日(日) 報告:萩原直義
スタッフとして、ま
ちこん伊東より10名が協力し6回の講座がスタートした。
第1回は「竹の話」を富士竹類研究所柏木氏から講義を受けた後、班割・
現地下見・ワークショップによる計画作りを行なった。
参加者40名の平均年齢60.6才。受講の目的をずばり里山づくり、竹類の整備、竹炭・竹酢づくり、機械の使用法等で、講座の後も継続的に実践したい・場所を提供して欲しいとの積極的な意見もあった。
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10月17日 竹炭用―竹切出作業―
里山づくり講座
第3回里山づくり講座、竹炭づくりにチャレンジに使用する竹の切り出し、葉干し作業を講座参加者9名の応援を得て実施した。
午後は栗の木平の実習地の区画を決め、綱張りを行った。
参加者合計19名。
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第2回 平成15年10月26日(日)
栗の木平 9:00〜15:00
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チェンソー及び草刈機の操作を教わり草刈などを行なう 講師
長津勝一氏(大工道具長勝店主)
ミニ講座 「里山と蝶」
講師 宮内和雄(環境カウンセラー)
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第2回
里山づくり講座 10月26日(日)報告:
総務担当
天候が危ぶまれましたがスタッフの心がけの良さか、思いのほかの晴天に恵まれました。
各グループなごやかに挨拶を交わし、チーム作りが出来つつある事を感じました。
午前中は、まちこん会員の宮内和雄氏による「里山と蝶」と題したミニ講座、吉田の長勝店主、長津氏による「チェンソー・草刈り機の扱いと手入れ」の講座が開かれ、長津氏の軽妙なお話に参加の皆さんは、とても楽しく理解できたようです。
午後は、区割りをした箇所にグループごと入り、チェンソー・
草刈り機の実技指導を受けました。
1時間ほどでしたが、皆さん気持ちの好い汗を流しました。お疲れ様でした。
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第3回 平成15年11月16日(日)
竹炭づくりにチャレンジ


ミニ講義「里山の紅葉・効用」

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第3回 里山づくり講座 11月16日(日)
先月に引き続き天候が危ぶまれましたが、ヤッパリ良いお天気になりました。
11月15日にスタッフ他で準備した、軽トラック二台分の竹を小切り・小割・窯詰め・火入れまで、参加者の高い熱意で、一気に作業が進められました。
午後の講座は、山口康裕氏を招いて「里山の紅葉・効用」についてのお話です。里山も色づき、効用・紅葉を楽ししく学ぶ事ができました。その後は林の整備にかかり、少し里山の姿が見えてきました。また当日は、先月道具のご指導を頂いた「長勝」さんも見え、チェンソーや草刈り器等の指導・整備をしていただいた。
11月9日 里山づくり講座 準備 9:00〜12:00
竹炭用の竹材の取り出し、大切り作業
11月15日 里山づくり講座 準備
8:00〜
伊豆鉄工所製、竹炭用窯の設置作業と試運転。講座で使用する竹の搬入作業を行なった。
窯は、長径約80センチ奥行約120センチの頑丈な鉄製、4名で移動が可能。
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第4回 平成15年12月7日(日)


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第4回 里山づくり講座 12月7日(日)
今回も晴天に恵まれ、青空の1日、産業課森野課長の出席も得て、楽しい講座を開く事が出来た。
渡辺高助氏のミニ講座「里山を訪れる鳥たち」の最中も鳥たちのさえずりが聞かれ、参加者もより一層の興味を抱いた。
今回の作業は、まず前回セットした竹炭窯を開き、炭の取り出しから始めた。どんな竹炭が出来ているか多少の不安があったが、窯を開いてみると歩留まりもよく、見事に高温で焼かれた竹炭が出来上がっていた。参加者全員に竹炭と竹酢を分配して雑木林の整備作業に取り掛かった。
午後3時までの作業で、当初の荒れ果てた林が蘇り、素晴らしい里山の様相がハッキリ現れてきた。もう少し日数があれば完成する所だが、今回が栗の木平での最終日だ。残念。
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第5回 平成16年1月18日(日)
チェンソーを使って桧材の間伐を体験しよう
ミニ講義「里山と火山のかかわり」


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第5回 里山づくり講座 1月18日(日) 報告 萩原直義
里山づくり講座も第5回目となり、今回は、いよいよ吉田区の桧林の間伐体験となった。
それにしても、この講座と天気の関係はどういうことなのか、天気予報も外れて全てが晴天の暖かい日であった。今回は、なんと前日の午前中には、山沿いで雪が降り、一面白くなったのに、午後にはやんで、当日には朝から薄日が差していた。
集合場所は富戸コミセンに変更したが、予定通り開催の運びとなった。さすがに欠席者が目立ったが日程を変更し、「里山と火山」の関りについて、まちこん会員の斉藤俊仁氏の講義を時間を掛けて聞く事ができ、充実した時間となった。
小室山・大室山・高室山・梅ノ木平・地久保・一碧湖と吉田周辺には多くの火山が存在し、複雑な地形を作っている。まさに伊豆半島の単成火山群の象徴的地域との話に、わが地域が火山と大きな関りと恵を受けていることを再確認した。
昼食後、会場を地久保の桧林に移し、間伐実習に取り組んだ。
現地は、桧35年生の林であるが、ほとんど間伐をしておらず立ち枯れも多く、間伐体験には打って付けの林である。3班に別れ、作業間隔を充分に確保して作業を開始した。
受講された方々も、今までの体験を通し、機械の取り扱いも上達し、1時間30分ほどの時間を楽しく夢中で作業し、良い汗を流した。
次回は最終回となる。晴天を信じて実施計画を作ろう。
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第6回 平成16年2月22日(日)
椎茸づくりを体験しよう
ミニ講義「里山の生き物たち」
 作業説明をする萩原氏
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 ミニ講座 佐藤康氏
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 産業課課長補佐日吉氏
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 椎茸作り講師 杉山修治氏
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椎茸づくりの実習
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修了証書授与
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「里山づくり講座」終了報告 事務局 田畑朝恵
平成15年9月4日〜平成16年2月22日
「里山づくり講座」が、無事終了しました。33名の方が、修了証書を森野秀実産業課長より授与されました。9月から半年の期間でしたが、和気藹々と里山のイメージ作りから
始まり、道具の使い方、実技と盛りだくさんの講座でした。手を入れた市有地は、里山の趣を抱きとても居心地のよい場所になりました。
また、講座修了者の皆様から、今後も続けていきたとのご希望をいただき、全員に諮ったところ約20名の方が参加を希望されました。このことについては、産業課も前向きに進めてくださるようです。
まちこん伊東としても、今後の活動に加えて行きたいと思います。
講座の報告書を兼ねた、「里山を100倍楽しもう」ウォーキングマップも産業課と協働して作成中です。
プロジェクトリーダー・スタッフの皆様お疲れ様でした。ミニ講義を引き受けてさった講師の皆さまありがとうございました。
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第29回森の露天市 平成16年5月8・9日
第29回森の露天市に出店し、竹炭・竹酢の販売を行いました。また、自然観察指導員の岩元さんに講師をお願いし、ススキを利用したバッタ作り講習会を行い大好評でした。9日は雨のため午前中で終了しました。売上は現金22,900円と1,500温銭の収入がありました。
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主催 伊東市市役所 産業課農林水産係
電話0557-36-0111内線2731・3732・3733
協力
NPO法人まちこん伊東 事務局 電話0557-51-0140
FAX 0557-51-0149
<里山づくり講座>実施に向けて
リーダー 萩原直義
『里山』ってなんだろな?
どうも新しい言葉の様に思われる。
辞書には、平成10年頃から登場していて、『人里近くにある生活に結び付いた山、森林』と説明されている。すなわち、住宅地から続いてい
る林地の事なのだが、生活に結びついていることに重要な意味合いがあるのだ。
6月下旬、子供の頃かけ巡った神社の裏山に登った。目的は<マダケの竹の子>採りだった。はっきりと覚えていたはずの山道は入り口がわからず、行く手にはモウソウチク、
バラ、ツルが生い繁り、遊びの基地になっていた雑木林はどこかに消えて、残念ながら10分と登れず、早々のていで下り帰って来た。
我々日本人の心の奥に流れる現風景といわれる『里山』、これを取り返そうという運動が各地で盛んである。とてつもなく大変な事ではあるが、でも取り掛からなければ後世に
里山は存在しなくなってしまうかもしれない。
我々「まちこん伊東」では、放置竹林の整備と併せ、伊東市産業課と協働で今年9月より、具体的に行動を起こすことになった。
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